ビジュアル英文解釈の勉強方法の注意点です。

〈研究〉の≪Review≫ですが、繰り返しになりますが、ここには前の問題文である英文の一部が出ています。

前の時にその例文については解説されているので、分かっていれば、今勉強している問題の英文の解釈は容易にできるということです。

しかし、その英文が出てきたときに、伊藤先生の解説を読んで理解したつもりでも、自分の中に落とし込んでいない場合は、今勉強している問題の中で解析することができないことになります。

必ず、Reviewの英文を見て、頭の中でその英文の解析が出来ない時は、まだしっかりと理解できていないと判断して、手間を惜しまずに、参照ページに戻ってみてください。

音読の注意点は、必ず自分で意味の取れる(絵がイメージできる)速度で音読してください。

最初のころは、解説を読んだ直後に音読したとしても、意味がしっかりとれない、つまり解析があやふやなところがあったりすることもあります。その場合は、その部分の解説を読んで、理解してから音読に戻るようにしましょう。

また、意味が取れれば、書いてあることがイメージとして浮かぶはずです。こちらも最初はゆっくり読まないとイメージが出てこない場合があるので、急がずに進めてください。

30回は一応の目安です。回数は50回でも100回でもいいので、イメージがわいて、スラスラと音読できる回数を目指しましょう。

30回という回数だけを目標に英文を急いで読む生徒さんもいますが、その場合は、英文解釈の力になりません。時間と音読の体力がもったいないので、くれぐれも時間がかかっても理解している英文をイメージしながら読むように気を付けてください。

私が指導している生徒さんには、ビジュアル英文解釈を三回まわしてもらうことが多いです。一回目はとりあえず終わらせただけのように感じるかもしれませんが、三回通して行うと、だいぶ英文解釈の力がつきますので、ぜひ頑張ってみてください。