今回紹介するのは、『ビジュアル英文解釈PART1,PART2』です。

ビジュアル英文解釈は著者は伊藤和夫先生、出版社は駿台文庫です。

1,2合わせて全部で61題の英文を解釈していくものです。

構成は焦点、問題文、研究(Review、解説)、大意、Hoom Roomから成り立っています。

「焦点」は、英文法の知識と考え方を理解することで、課題の英文のポイントの部分が分かるようになります。

「研究 Review」は前に出てきた問題の英文の中の一文で、その回の問題文のヒントになるものです。

「研究 (解説)」は問題文の解説です。考え方を含めて一文ずつ丁寧に意味をとっていきます。

「大意」は問題の英文の訳です。

「Hoom Room」は、伊藤先生がその回の課題で、ここは押さえて欲しいと思うところを架空の受講生との対話形式で書かれています。

それでは、勉強方法です。

1 焦点を読みます。

2 ちょっと大変ですが、問題文を全文ノートに写します。

パソコンで英文を打ち込んでもOKです。

行間は広めに開けておきます。

3 問題文の下に記号を書いて品詞分解していきます。

やり方は『英語リーディング教本』を参照します。

辞書や参考書を使用して、出来る限り完璧なものを目指します。

4 英文が、受動態、第5文型(主語&述語関係)、関係代名詞がある場合は、ノートに以下の通りの英文を書きます。。

(1) 受動態を平叙文に書き換える。

例:The cake was eaten by Tom. ⇒ Tom ate the cake.

(2) 第五文型(主語&述語関係)⇒目的語と補語を主語、述語にした文を書く。

例:I made him smile.  ⇒ He smiled.

(3) 関係代名詞⇒先行詞を代入して完全な文を作る。

例:He has a friend who has a big car. ⇒ A friend has a big car.

5 全文和訳します。(書き出さなくてもOKです。頭の中で訳します)

6 解説を読む(品詞分解で間違えていた所は、赤鉛筆や赤ボールペンで訂正します)

7 分からなかった英単語、熟語は全部暗記します。

完璧でなくてもいいですが、後に続く音読の時にイメージできる程度まで把握します。

8 英文を30回音読します。(内容をイメージしながら)