紹介するのは『英文解釈教室入門編』です。

著者は伊藤和夫先生で出版社は研究社です。

この本は、うちの塾で英語が苦手な人が英文解釈に取り組むときの定番本です。

『ビジュアル英文解釈』まで勉強しなくても、この本だけで簡単な洋書が読めるようなった生徒さんもいます。

また、『ビジュアル英文解釈』が難しいと感じる方には、こちらの『英文解釈教室入門』から勉強することをお勧めします。

実際、生徒さんたちの反応をみると、いきなり『ビジュアル英文解釈』をやるよりも、こちらを経由してからの方が、スムーズにいくみたいです。

『英文解釈教室入門』は、その章で勉強する内容についての講義、Exercisesで短文の問題とその解説、長文の問題とその解説、文法事項が書かれている別冊から成り立っています。

『英文解釈教室入門』と『ビジュアル英文解釈』の違いは下記の通りです。

・長文読解とその解説は『ビジュアル英文解釈』と似ています。

・Exercisesの短文の問題の所で、その項目でポイントになっている部分をまとめて練習することが出来るので、理解しやすいです。

・長文の例題も『ビジュアル英文解釈』よりも簡単です。

・別冊に文法事項がまとめられていて、切り離せるので、本の中の参照ページを行ったりきたりする必要がなく、隣においておけるのも良いところです。

それでは勉強方法を紹介します。

1.Exerciseの前の解説を読みます。、

2.Exerciseを指示どうり解きます。

3.Exerciseの英文をノートに写します。

パソコンで英文を打ち込んでもOKです。

行間に解析を書き込みますので、行間は広めに開けておきます。

4.Exerciseの英文を品詞分解します。

やり方は『英語リーディング教本』を参照します。

5.Exerciseの解説をよんで、間違えていたところは、赤ペンで直します。

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6.Exerciseの英文を30回音読します。

7.[2]英語長文に移ります。

英文をノートに写します。  英文を品詞分解します。やり方は『英語リーディング教本』を参照します。

8.和訳する問題がついている場合は、本の指示通り和訳します。

9.解説を読んで間違えたところは、赤ペンで直します。

10.英文を30回音読します。

うちの生徒さん達には、4回まわしてもらっています。最低でも3回まわすことをお勧めします。

英文をノートに写すときは、先にコピーを取るか、ワープロで入力して、保存しておかれると繰り返す時に楽だと思います。

『入門』という言葉を侮るなかれ、きちんとやれば実力がつく凄い参考書です。

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